2009年7月 2日 (木)

ブログを再開することにした

 精神保健ボランティアってこんなところでこんなことをしてるんですよ、ということを発信してみたい、発信すべきであると考えて1年間限定のつもりでこのブログを始めた。しかし、プロフィールにあるように少々事情の変化もあってブログ名「こころのバリアフリー」を現在のブログ名に変更して再開することにした。

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2008年4月17日 (木)

デイケアの園芸プログラムが始まった

Yamabuki1Daycarehatake 第3木曜日の今日から保健センターのデイケアで園芸プログラムが始まった。ボランティアとして1年間園芸プログラムを一緒にやって欲しいと頼まれて、どういうわけか私は舞い上がってしまった。頼まれもしないのに園芸プログラム実施計画なるものを作成して提出してしまった。何てったって有機農法、不耕起栽培法ですよ。種まき、植え付けだけでなく合間に好氣性完熟堆肥づくり、コンポストマルチも体験しましょう、といった調子である。病から回復の途上にある人たちのリハビリのための園芸作業であることを、恥ずかしいことに、その時点で私はほとんど忘れていた。

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2008年4月11日 (金)

百姓三昧

2 2_2 取手市保健センターのデイケアのプログラムの一つに今年から園芸作業が加わった。そのための畑を保健センターがグリンスポーツセンターの近くに借りた。歩いて15分ぐらいの所にある。想像していたより広い。横3m長さ20メートルはありそうだ。NPO法人が借りた農園は、前の理事がビニールハウスや耕運機にしがみついて放さないので、借りた直後に地主がトラクターを入れて耕してくれたそのままの状態で2ヶ月近くになる。今週NPOの農園事業関係者(と言っても私を含めて3人だが)が集まってとにかく動こうということになった。この2箇所で畑仕事が始まるとデイケアで週1日、NPOで週2日は楽しめる。つまり百姓三昧というわけだ。

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2008年3月12日 (水)

デイケアのミーティング

 きょうの取手市保健センターのプログラムはミ-ティング。いつもどおりプログラム開始の30分前の午前9時30分からスタッフのミーティングをが行われる。この席で私は来年度のボランティアを他の人に変わってほしいと申し出る予定にしていた。よく言われるように精神障害者に対する誤解とか偏見を無くすには当事者との直接の交流が最も効果的である。現に私自身がそうだ。それとややマンネリ気味でボランティアを始めた2年前の緊張感がやや薄らいだこともある。ところが、である・・・

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2008年2月13日 (水)

「フリー」というプログラム

 この冬一番の寒さと強風が一日中吹き荒れた。きょうの取手市保健センターのデイケアに出席したメンバーは3人。当事者は回復の途上で様々な生きづらさをかかえながら生きて行くが、悪天候にも弱いみたいだ。きょうのプログラムはSSTの予定だったが5人以上の当事者の参加がなければやっても意味がないそうだ。メンバーの希望を聞いてプログラムをフリーに変更することになった。

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2008年2月 8日 (金)

「心の健康 講演会」

 「障害を持ちながら、働く人の就労を考える」というテーマの講演会がNPO法人らしん盤主催、取手市福祉交流センター・多目的ホールで催された。チラシによると、精神の障害者も1..8%の雇用率に参入されたが、まだまだ雇用環境は厳しい状況にある。19年前から精神障害者の就労に取り組んでいる株式会社ストロークの活動状況の話を聞いて、働ける希望や、働くことについて一緒に考えてみよう、という趣旨の講演会である。私はふくろうの郷のメンバーやボランティアと共に参加した。この日の参加者は50人弱、講師は(株)ストロークのクリーンサービス部門マネジャーの若い女性と従業員の中年男性の二人。この会社の社長の金子鮎子という人をググってみると1,170件もヒットした。知る人ぞ知るといった方のようだ。無知蒙昧をウリにする私は当然ストロークという会社の名前も、社長の名前もついでに言うとストロークという英語の意味も知らなかった。女性マネージャーは前に勤めていた会社では今とは畑違いの仕事をしており、精神保健についての知識はなかったとのことである。自らを当事者、その家族、会社の中間の立場と位置づける。先ず、当事者の働きたい、仕事をしたいという気持ちがスタートでこれがなければ何事も始まらない。また、ビル清掃の仕事も他の仕事でも同じであるがお客様に満足してもらってお金を貰うのだから仕事がきついのは当然と考えなければならないと、明快である。清掃はだれでもできる間口の広い仕事でいて実は奥が非常に深いやりがいのある仕事であると続ける。僅かな経験と自分では謙遜するが、どうしてどうして実体験に裏打ちされた話しで私は多くのことを教えられた。従業員の男性はこの会社に勤めて13年間になり、会場からの質問に対して週30時間勤務で給料は10万円と答えていた。以下は講演の中身に近い記事が同社のウェブサイトにありそのコピペである。

★(株)ストロークで働くことに対する考え方
*障がいを抱えていても、たとえ短い時間でも社会の中で、責任を持った仕事をするとと
もに、職場のルールを守るなど、社会性を身に付けていく。
*はじめは長い時間働けなくても、次第に体力的にも精神的にも逞しくなるとともに、プ
ロとしての技術も身に付け、仕事を通じて、対人能力も高めていく。
当社在職中に、清掃の技術を身に付け、ビルクリーニング技能士の国家資格取得した障
がい者も3 名おり、現在も2 名挑戦中。
*自分達の会社を自分達の力で創っていくという自覚を育てながら、自立した人になって
いくことを目指す。
*立場も、研修生から訓練生、そしてパートへ、あるいは社員へという道が開かれており、
報酬としても、訓練手当から、最低賃金以上の時間給へ、あるいは月給となっていくケ
ースもある。

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2008年1月 4日 (金)

ふくろうの郷恒例の初詣

 昨年のふくろうの郷の初詣は取手駅近くの長禅寺、今年も総勢12人が取手駅に集合して近くの八坂神社に初詣をした。私はこれまで初詣には鎌倉八幡宮とか川崎大師とか多くの人々がわっと集まるような有名な所しか行ったことがない。他の人が行くから自分も行ってみるだけで、年が改まったので気持ちも新たにということでもなければ信仰心からでもなかったように思う。そのことに気づかされたのは、気心の知れたふくろうの郷のメンバー達と人影もまばらな近くの神社に初詣に行くようになってからである。しっとりと静かに落ち着いたたたずまいの中で今年こそ彼らと私にとって良い1年になりますように、と手をあわせた。

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2007年12月 1日 (土)

第10回健康福祉まつり:県医師会長の講演

 取手市健康福祉まつり実行委員会の主催で「健康福祉まつり」が取手市保健センターとグリンスポーツセンターを会場にして例年開催されている。今年で10回目を数える。私はかれこれ10数年になると思うが、グリスポができた年から平均すると週一ぐらいのペースでこの室内プールで遊んでいる。その前の10年間ぐらいは隣接する取手市医師会病院で持病の胃潰瘍の胃カメラ検査で毎年1回は通院していた。一昨年前から取手市保健センターで精神保健のデイケアのボランティアとして毎月1回、この野々井の小高い丘の上に通うようになった。私が死んだらこの丘のどこかに私の骨を埋めて欲しいと思うぐらい縁が深い。


 ところが、昨年ふくろうの郷がこのお祭りでクッキーを販売すると聞くまではこのような催しがあることを私は知らなかった。もちろん私は出かけて、保健センターの展示を見てふくろうの郷や市内の他の福祉団体のバザーを見物して最後に室内プールで水中ウォーキングを楽しんだものだ。今年は昨年の見学とエクサイズに加えて茨城県医師会長の「日本の医療はいま」というテーマの講演を聞くことにした。私のような駆け出しでもこころの病を経験した人たちが社会で普通の生活をするためには地域の住民と医療と福祉の連携が欠かせないことぐらいは理解できる。このブログでリンクを貼らせてもらっているたまむらさほさんのHPで紹介されているビレッジISAのような役割をする医師は、国立精神・神経センターのACTJのプロジェクトしか日本ではないみたいだ。日本の医療は一体全体どうなっているのか少しでも知りたい。

 講演の中身を紹介もしないで私の感想だけというのはいささか気が引けるが、日本の高度成長期には今の厚生労働省と業界代表である日本医師会とは蜜月状態にあったが、いまは日本医師会は袖にされ、変わって天下り官僚を大量に受け入れている製薬業界が儲けを独り占めしている。医療をめぐるわれわれ庶民の不安、その諸悪の根源はここにあるといいうのが、WHOや厚労省の発表するデータをパワーポイント使って説明する医師会長さんの主張のようであった。講演の冒頭、きょうは医師の立場ではなく国民の立場にたってお話をするとわざわざ断って始まった講演が終わって、会場からの質問に答えて今後は選挙で医師会が推薦する候補を立てて応援するとのことであった。

 講演を聞いて正直私はすっかりくたびれてしまって、予定していたバザーや展示の見物、プールでのウォーキングを楽しむ元気がなくなってとぼとぼと家路についた。

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2007年11月 8日 (木)

草生栽培法を試してみる

21 32  西村和雄という京都大学の先生が書かれた「スローでたのしい有機農業コツの科学」という本がある。農業に全く素人の私でも分かるように易しく書かれている。その中で土を育てる具体策として草生栽培法が紹介されている。それを試してみることにした。10月17日に原野同然の畑の片隅に畝を作り、その畝の肩と溝の部分にライムギとレッドクローバーの種を播いた(左側の写真)。11月3日に畝を2メートルほど延長して残っていた種を播いた(右側の写真)。来年の春には畝の中央に何か野菜を植え、その後伸びてくるであろうライムギとクローバーを鎌で刈って畝に敷き、草マルチにする。それを繰り返している内に土中に腐植が増え、土が肥沃になるという算段である。

  堆肥枠での好氣性完熟堆肥づくりは、どういうわけか3回目の切り返しから温度がさっぱり上がらない。現在原因を究明中で解決まで時間がかかりそうだ。だが決して諦めたわけではない。今年の3月以降の有機農業体験(少量の堆肥づくりと除草だけだが)で有機農業に手間ひまがかかることは実感できた。約800㎡ある農場をまかなう好氣性完熟堆肥を作って、雑草と害虫の防除を手作業でやって、しかもそれをやるのがおじいちゃんおばあちゃんと病気から回復途上の当事者たちということを考えると少しでも楽してやりたい。草生栽培法を試す所以である。

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2007年10月24日 (水)

社会起業家に驚き勇気づけられた

  TVで知ったのだが社会起業家といわれる人がいるそうだ。貧困とか障害者福祉とかの社会問題はお上が税金を使って解決に当たるのが常識だとごくごく最近まで私はそう思っていた。ここ数年NPO法人とかいうものが出てきて、どんなものかと思って、私は今年取手市の主催するNPO法人設立講座に参加させてもらった。難しい話は私には分からないが、行政から出る補助金が頼りで、他に助成金とか個人等の寄付、事業収入というのもあるみたいだが生かすも殺すも役所しだいみたいな印象を受けた。

  番組では谷津倉智子さんという若い女性のことが紹介されていた。ドヤ街として有名な横浜の寿町で学生の頃からボランティアとして活動し、やがて「さなぎ達」というNPO法人を立ち上げ、3年前にはFunnybeeという株式会社を設立して社長になった。私は若い頃横浜の港で働いていたので寿町は懐かしいしよく知っている。その町をこの若い女性社会起業家が変えたというのでがぜん興味をもった。

 経済構造の変化と高齢化でドヤに空き部屋が増え、ドヤのオーナーから相談を受けた谷津倉さんは、空き部屋をカプセルホテルと安手のビジネスホテルを足して2で割ったような部屋に改装することを提案し、改装はオーナーの負担、インターネットでの宣伝、お客の受付けから案内、その他の管理一切合財は谷津倉さんの会社が受け持つ。ホテル代の3000円はオーナーと谷津倉さんの会社が折半し、受け取った1500円を会社の経費とNPO法人の運営費に使うとのことだ。このビジネスモデルが回っていけばドヤのオーナーも谷津倉さんの会社とNPO、それにホテルを利用する旅行者も関わるひとすべてがウインウインの関係でハッピー。事実、開業以来すでに5000人ほどの利用者が訪れたそうだ。

 また、海外からのバックパッカー、コンサートやイベントに訪れる日本の若者たちでコトブキの町の雰囲気はガラリと変わったそうだ。住人たちの中には、訪れる若者や外国人との交流を楽しむ人、このホステルで働く人、資格を取って介護の仕事に挑戦する人も出てきたそうだ。

 私は学生、サラリーマン時代を通じて低空飛行を専らにしていたような人間なので大それた事は考えないことにしている。どんな小さなことでもいいから、病気からくる障害を担って地域でひっそりと生活する人たちの役に立てばそれで満足と思っている。ボランティアとしてもう少し勉強して体験を積んで、気に入ってもらえればNPO法人の片隅で働かせてもらいたいと考えていた。だが谷津倉さんに感激し、刺激されてさらに舞い上がってしまった。勉強で終わるだけでもいいから社会起業家のことを勉強することにした。

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