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2007年10月に作成された記事

2007年10月24日 (水)

社会起業家に驚き勇気づけられた

  TVで知ったのだが社会起業家といわれる人がいるそうだ。貧困とか障害者福祉とかの社会問題はお上が税金を使って解決に当たるのが常識だとごくごく最近まで私はそう思っていた。ここ数年NPO法人とかいうものが出てきて、どんなものかと思って、私は今年取手市の主催するNPO法人設立講座に参加させてもらった。難しい話は私には分からないが、行政から出る補助金が頼りで、他に助成金とか個人等の寄付、事業収入というのもあるみたいだが生かすも殺すも役所しだいみたいな印象を受けた。

  番組では谷津倉智子さんという若い女性のことが紹介されていた。ドヤ街として有名な横浜の寿町で学生の頃からボランティアとして活動し、やがて「さなぎ達」というNPO法人を立ち上げ、3年前にはFunnybeeという株式会社を設立して社長になった。私は若い頃横浜の港で働いていたので寿町は懐かしいしよく知っている。その町をこの若い女性社会起業家が変えたというのでがぜん興味をもった。

 経済構造の変化と高齢化でドヤに空き部屋が増え、ドヤのオーナーから相談を受けた谷津倉さんは、空き部屋をカプセルホテルと安手のビジネスホテルを足して2で割ったような部屋に改装することを提案し、改装はオーナーの負担、インターネットでの宣伝、お客の受付けから案内、その他の管理一切合財は谷津倉さんの会社が受け持つ。ホテル代の3000円はオーナーと谷津倉さんの会社が折半し、受け取った1500円を会社の経費とNPO法人の運営費に使うとのことだ。このビジネスモデルが回っていけばドヤのオーナーも谷津倉さんの会社とNPO、それにホテルを利用する旅行者も関わるひとすべてがウインウインの関係でハッピー。事実、開業以来すでに5000人ほどの利用者が訪れたそうだ。

 また、海外からのバックパッカー、コンサートやイベントに訪れる日本の若者たちでコトブキの町の雰囲気はガラリと変わったそうだ。住人たちの中には、訪れる若者や外国人との交流を楽しむ人、このホステルで働く人、資格を取って介護の仕事に挑戦する人も出てきたそうだ。

 私は学生、サラリーマン時代を通じて低空飛行を専らにしていたような人間なので大それた事は考えないことにしている。どんな小さなことでもいいから、病気からくる障害を担って地域でひっそりと生活する人たちの役に立てばそれで満足と思っている。ボランティアとしてもう少し勉強して体験を積んで、気に入ってもらえればNPO法人の片隅で働かせてもらいたいと考えていた。だが谷津倉さんに感激し、刺激されてさらに舞い上がってしまった。勉強で終わるだけでもいいから社会起業家のことを勉強することにした。

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2007年10月18日 (木)

デイケアで芋ほり

Satsuma070705Satsuma2070724_2Satsuma5070925 取手市保健センターのデイケアのプログラムで芋ほりはどうだろうか?と保健師さんから打診があったのは今からほぼ一ヶ月半前。以心伝心というかNPO法人らしん盤の農園事業部でも保健センターのデイケアとの交流の機会をさらに増やしたいという意向もあってその方向で当初から検討していた。ところが5月中旬に植えたサツマイモが7月上旬には上の左側の写真のように雑草の中に沈没しそうになった。私はこの時期ほかの畑の草取りと有機堆肥づくりで手一杯でとてもサツマイモ畑の除草まで手が回らない。そのことをボランティア仲間のご婦人に話したら7月下旬友達二人で駆けつけて草取りをしてくれた。上の中央の写真がその当時のもので除草できたのは面積にしてサツマイモ畑全体の4分の1程度であった。ところが草が無くなって成長の始まった芋をタヌキだかハクビシンだかネズミだかが(未だに諸説あって犯人?は分からない)食い荒らすようになった。打診があった翌日、今年度の芋ほりイベントを開催するか中止するかの結論を出すために試し掘りをしてみた。大きさは大きなものでスーパーなどで売っている同じ品種の紅あずまの半分ぐらい、形状は細長くなる筈が土の固いところに当たって先端部分がぐしゃっと横に広がったような形のものが相当数ある。味はふかしてNPO法人のご婦人方に試食してもらったところとても美味しいとのことだった。この一言で開催することに決定した。開催までにこれ以上食害が広がらないように杭を打ってネットを張ったり、芋畑と分かるように少しず草取りをして上の右側の写真のようになった。この芋畑を見た近くの市民農園で同じ品種の紅あづまを植えている人に、まじめな顔で新しい品種の芋ですか?と聞かれた。私は大わらわで事の経緯を説明した。

  そして、きょう。午前中保健センターでは調理実習で農園で食べる弁当づくり、農園では私とNPO法人の前の理事長と二人で焼き芋用の芋掘りと焚き火に籾殻を入れて焼き芋づくり。農園は保健センターから歩いて10分の距離。広い畑の片隅に堆肥用に畳屋さんからもらった古畳を敷き詰め、その上にブルーシートを敷いて、日差しがやや強すぎたが青空のもと、手づくりの弁当で昼食をとる。参加者は14、5名と予想していたのだがその半分強で精神保健福祉士、保健師さんの2人とメンバーが6人。休憩後早速芋ほりに取り掛かる。彼らは素直で真面目だ。一所懸命やってくれる。予定した区画の芋ほりはあっという間に終了した。芋ほりの後は焼き芋。みんな美味しそうに食べてくれた。そして一行は掘ったばかりの芋をお土産に保健センターに帰っていった。私は農園の後片付けでその日の終了ミーティングに同席できなかった。そのため、彼らの感想は聞けなかったが、もうかれらとは2年近くの付き合いになる、その表情から彼らが十分楽しんでくれた、と確信できる。

 

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2007年10月11日 (木)

ふくろうの郷で軽作業をする

  先週ふくろうの郷の指導員からわが家に電話があった。さて何事かと思ったら、来週の木曜日(つまり今日)午後の軽作業に出られるかどうかの問い合わせだった。珍しいことである。前月末に確認した日程が変わることは今までなかった。先週クッキーつくりに参加したがその時も忙しそうだった。仕事量が増えたのだろうか?それともよく言われるように季節の変わり目は体調を崩しやすいので欠席するメンバーが多いのだろうか?何であれ他の用事と重ならなければ私はボランティアをすることにしている。ボランティアが週に1、2回というのは生活に変化とリズムが出て楽しい。

  きょうの軽作業は「幼稚園」という雑誌の付録の部品の組み立てや袋づめで、旧作業所時代から続く典型的な軽作業である。軽作業では他にボール洗いをやったことがある。大型スーパーの子どもの遊び場にあるボールプールのボールを定期的に洗う作業で、洗剤をつけたスポンジたわしでこすり、水洗いして乾いたタオルで拭くという作業である。

  クッキーやケーキづくりのときは作業に関わること以外で言葉を発することはない。無言で真剣そのものといった感じで作業に全員が没頭する。ところが軽作業のときは作業場の雰囲気は一変する。その日の全員の作業分担が決まって作業が順調に滑り出したのを見計らったように古くからいるメンバーたちはおしゃべりを始める。いつも感心するのだがお喋りに夢中になって作業の手が止まるということもないし、長々とおしゃべりをすることもない。時どきボランティアである私や新しく入ってきたメンバーに話を振る。笑いが起きたりする。作業場の雰囲気が非常に和やかになる。私はこの空気が好きだ。作業時間はきっちり45分。5分ぐらい前になると誰かが「あと5分です」声をかける。ラストスパートである。休憩時間は15分。休憩室でお茶を飲んだり、病気を体験した人は疲れやすいという特徴があって体調によっては横になって休憩することもある。私は歳のせいもあって作業時間が45分、15分の休憩時間というのがぴったりである。そして時には横になって休む。

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2007年10月10日 (水)

デイケアで絵手紙づくり

  保健センターのデイケアでは今年度からボランティアの育成と活用を目的に9時30分から始まるデイケア担当職員のミーティングにボランティアも出席することになった。ところが私はこのミーティングの議事の進行についていけない。一番の原因は彼女たちの話がほとんど聴き取れないことだと思う。ここ6,7年私は外出するときは必ずICレコーダーから流れる英語か山中千尋のジャズピアノを聴いている。チャリで走りながら聞き流していることが多いのでボリュームは高めになる。そのせいなのか年齢からくるものかは分からないが難聴気味なのは確かである。かなり前の人間ドックでも左だったか右だったか忘れたが良くないと診断されたことがある。議事の進行についていけない二番目の原因は彼女たちの議事の進め方にあると、私は他人のせいにしている。普段の女の子のおしゃべりみたいで、みょうに堅苦しくなくてそれはそれで私は好きなのだが、ややとりとめがないような気もする。何を議論しているのか把握しずらい。

  今朝のテーマは、私がボランティアで参加している農園で来週行う予定の「芋ほり」の段取りの話しがが中心だった。きょうのプログラムの終わりにメンバーに配って説明するためのプログラムの流れと注意事項を書いたスリップを前にしてあれこれ質問された。いつもどおり聴き取れないところがあったがカンで適当に答えておいた。

  絵手紙はデイケアのプログラムとしては今回が2度目だそうだが私も今のメンバーのほとんどが初めてだった。若い頃は好奇心旺盛というかおっちょこちょいというか珍しいことには何も考えず飛びついたものだが今は尻込みするようになった。そのうえ前にもちょっと書いたが創作的活動が私は苦手だ。ところが、デイケアでもふくろうの郷でもそうだがカラオケとボーリングが人気でよく行く。私はこれらも大の苦手で参加するのにはかなり苦痛が伴う。逃げだしたいところを、こんな下手な人間でも一所懸命やっていると当事者の自信になつながったり、共感してくれるかもしれない、などと勝手なことを考えて参加することにしている。不思議でもなんでもないのが、ボーリング、卓球、カラオケ、絵などなんでもござれのメンバーが何人かいて、その時は彼らはいきいきと輝いている。のみならず、私の世話を焼いたり、励ましたりしてくれる。

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2007年10月 2日 (火)

ふくろうの郷でクッキーをつくる

 月末になると指導員がふくろうの郷の翌月の予定表をFAXで送ってくれる。そこにはわたしに参加して欲しい日時にしるしが付いている。回数にして毎月2~3回である。ふくろうの郷の他にわたしがボランティアとして参加しているのは取手市保健センターのデイケアに月に1回、社協の話し相手が月2回で、そのことは指導員に話してある。FAXの予定表はそれらを考慮してくれているので変更をお願いすることはまずない。今月はクッキーつくりか軽作業が3回の予定である。私の担当作業は一応私の希望を聞いた上で、当日のメンバーの出席状況や仕事の繁閑に応じて指導員が決めてくれる。

 そんなわけで今日はクッキーつくり。食べ物だけに衛生管理は徹底していて専用の上着、キャップ、マスクの着用はもちろん、手を石鹸で洗ったあと手袋をし、そのうえからアルコールをスプレーする。今は受注生産のようになっているみたいでチョコチップ、抹茶、クルミなどを販売先ごとに材料を調合し、丸めて重さを測り、オーブンで焼き、包装、ラベルを貼るなどの一連の作業を、手薄になった場所に、全員が指導員に申し出て、あるいは指導員の指示で回る。全体の作業がバランスよく、しかもムダなく流れるように進む。わたしのように不慣れでもこの流れの中に入るとあっという間に作業が終わってしまう感じがする。慣れているとは言えみんな大したものだ。

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