草生栽培法を試してみる
西村和雄という京都大学の先生が書かれた「スローでたのしい有機農業コツの科学」という本がある。農業に全く素人の私でも分かるように易しく書かれている。その中で土を育てる具体策として草生栽培法が紹介されている。それを試してみることにした。10月17日に原野同然の畑の片隅に畝を作り、その畝の肩と溝の部分にライムギとレッドクローバーの種を播いた(左側の写真)。11月3日に畝を2メートルほど延長して残っていた種を播いた(右側の写真)。来年の春には畝の中央に何か野菜を植え、その後伸びてくるであろうライムギとクローバーを鎌で刈って畝に敷き、草マルチにする。それを繰り返している内に土中に腐植が増え、土が肥沃になるという算段である。
堆肥枠での好氣性完熟堆肥づくりは、どういうわけか3回目の切り返しから温度がさっぱり上がらない。現在原因を究明中で解決まで時間がかかりそうだ。だが決して諦めたわけではない。今年の3月以降の有機農業体験(少量の堆肥づくりと除草だけだが)で有機農業に手間ひまがかかることは実感できた。約800㎡ある農場をまかなう好氣性完熟堆肥を作って、雑草と害虫の防除を手作業でやって、しかもそれをやるのがおじいちゃんおばあちゃんと病気から回復途上の当事者たちということを考えると少しでも楽してやりたい。草生栽培法を試す所以である。
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